Jetson Nanoで顔認識ライブラリをインストールしよう!
目次
🚀 はじめに
- Jetson Nano での人工知能学習の概要
- 今回のチュートリアルの概要
- 事前準備
💻 インストールの準備
- Jetson Nano のセットアップ
- システムの更新
- 必要なヘルパープログラムのインストール
🛠️ スワップファイルの設定
- スワップファイルのインストール
- CUDA フォルダの修正
📦 Dlib パッケージのインストール
- Dlib パッケージのダウンロードと設定
- エラーの修正とセットアップ
📷 顔認識ライブラリのインストール
🎉 成果の確認
はじめに
こんにちは、皆さん。今回は、Jetson Nano 上での人工知能学習についてご紹介します。Jetson Nano を使用して、顔認識ライブラリのインストール方法について学びます。
Jetson Nano での人工知能学習の概要
Jetson Nano は、小型で高性能なコンピューターであり、人工知能の実験や開発に最適です。本チュートリアルシリーズでは、Jetson Nano を使用して、様々な人工知能プロジェクトを実践します。
今回のチュートリアルの概要
本日のレッスンでは、OpenCV の顔認識ライブラリを Jetson Nano 上にインストールします。しかし、いくつかの問題があります。それらの問題を解決し、スムーズにライブラリをインストールする方法をご紹介します。
事前準備
- Jetson Nano がセットアップされていること
- 必要なヘルパープログラムがインストールされていること
- ネットワークに接続されていること
インストールの準備
Jetson Nano を準備し、システムを最新の状態に更新します。その後、必要なヘルパープログラムをインストールします。
Jetson Nano のセットアップ
Jetson Nano を準備し、最新のソフトウェアパッケージをインストールします。以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get update
これにより、システムが更新されます。
必要なヘルパープログラムのインストール
顔認識ライブラリのインストールには、いくつかのヘルパープログラムが必要です。以下のコマンドを使用して、これらのプログラムをインストールします。
sudo apt-get install cmake libopenblas-dev liblapack-dev libjpeg-dev
これにより、必要なヘルパープログラムがインストールされます。インストールが完了したら、次のステップに進みます。
スワップファイルの設定
Jetson Nano 上での顔認識ライブラリのインストールには、十分なスワップ領域が必要です。そこで、スワップファイルを設定します。
スワップファイルのインストール
Jetson Nano 上でスワップファイルを作成する必要があります。以下の手順でスワップファイルをインストールします。
git clone http://github.com/jetsonhacks/nano/installSwapfile
次に、次のコマンドを実行してスワップファイルをインストールします。
./installSwapfile/installSwapfile.sh
これで、スワップファイルの設定が完了しました。次に、顔認識ライブラリのインストールに移ります。
CUDA フォルダの修正
スワップファイルのインストール後、CUDA フォルダに移動して必要な修正を行います。以下の手順に従って修正を行います。
cd /usr/local/cuda-10.0/include
次に、CUDA フォルダ内の特定のファイルを編集します。
sudo nano cuda_runtime_api.h
ファイルを開いたら、次の行をコメントアウトします。
//#error -- unsupported GNU version! gcc versions later than 8 are not supported!
修正が完了したら、ファイルを保存して終了します。これで、CUDA フォルダの修正が完了しました。
Dlib パッケージのインストール
顔認識ライブラリを使用するには、Dlib パッケージが必要です。ここでは、Dlib パッケージのダウンロードとインストール方法を説明します。
Dlib パッケージのダウンロードと設定
Dlib パッケージをダウンロードしてインストールします。以下の手順に従って操作します。
wget http://dlib.net/files/dlib-19.17.tar.bz2
tar xvf dlib-