AMD新プロセッサー:Picassoの革新
目次
🔍 導入
🔍 背景
🔍 AMDとCorebootの関係
🔍 新しいプロセッサーとは
🔍 アーキテクチャの変更点
🔍 ブートフローの変更
🔍 Intel FSPの活用
🔍 AMDのセキュリティコア
🔍 変更されたRAMステージ
🔍 PSPステージの導入
🔍 現状と今後の展望
新しいプロセッサーとは
AMDが新しいプロセッサー「Picasso」を発表しました。このプロセッサーは、家族17のGerkieサブバージョンv9プロセッサーであり、従来のレガシーブートサポートを廃止し、UEFIのみに最適化されました。そのため、以前のCoreboot実装は動作しませんでした。AMDの新プロセッサーには、メモリを訓練するセキュリティコアが含まれており、x86コアがリセットから出てきたときにDRAMが待機しており、PSPはROMイメージをDRAMにコピーします。したがって、FSPTは必要ありませんが、メモリの訓練を行うために使用されます。しかし、メモリの訓練後に重要なステップがまだ行われていないため、新しいROMステージが必要とされました。このステージでは、既存のFSPの使用やPSP環境の構築が含まれます。現在、AMDのリファレンスデザインで試験版が実行されており、Linuxが起動し、2020年に本番向けバージョンを期待しています。