Pentium 200 MMXとVoodoo Bansheeの懐かしい再会
テーブル内容
- はじめに
- リトロビルドの概要
- パソコンケースの特徴
- パワーサプライの問題
- メインボードの調査
- グラフィックカードのアップグレード
- サウンドカードの性能
- メモリの状態と容量
- ハードドライブのタイプと容量
- 電源のテスト
- オペレーティングシステムのインストール
- エラーとの対処法
- ゲームのパフォーマンス
- まとめ
リトロビルド:1997年のパソコンの復活!🖥️
こんにちは皆さん、またのご視聴ありがとうございます。今回は1997年のパソコンをご紹介します。私が子どもの頃に使っていたパソコンケースと同じものです。長い間、棚に置いてあったこのケースを改めて見てみると、レトロビルドに最適な要素が揃っています。HPのCDライター、LEDディスプレイ、ターボボタン、そして90年代特有のケースデザインなど、懐かしいパーツがそろっています。
パソコンケースの特徴
パソコンケースの背面には、電源の接続に問題がありそうです。モニターのコネクタが少し緩いようですし、VGAカードのブラケットが抜けているようです。サウンドカードはインストールされていますが、シリアルポートやパラレルポートは見当たりません。そのため、パソコンを開けて中を見てみる必要があります。
パワーサプライの問題
パソコンを開けてみると、IDEケーブルが乱雑に絡まっています。I/Oブラケットも適当にケースに投げ込まれているようです。ですので、パソコンを起動する前に中を確認することはとても重要です。IDEケーブルの多くが接続されておらず、この状態ではパソコンは起動しないでしょう。ケースのLEDやボタン用のケーブルも接続されていませんが、ドライブは2つあり、光学ドライブ、ディスクドライブ、サウンドカード、ビデオカード、そしてメモリは満載です。
メインボードの調査
メインボードの中にはIDEケーブルの乱雑な配線や、I/Oブラケットが適切に取り付けられていない様子が見受けられます。メモリスロットは正しく埋まっており、EDO RAMとSDRAMの2種類のRAMが搭載されています。また、CPUにはヒートシンクが付いていますが、CPUクーラーが見当たりません。メインボードをケースから取り外すのも簡単で、実際には一つの拡張カードがネジで固定されているだけです。
グラフィックカードのアップグレード
まずはVGAカードから取り外してみましょう。PCIベースのVGAカードですが、なんとこちらにはクリエイティブラボの3D Blaster Bansheeが搭載されています。これは3DエフェクトのためのVoodooベースのチップなので、別途ビデオカードは必要ありません。VGA 2Dと3Dを組み合わせた性能を持つカードです。
サウンドカードの性能
また、こちらのサウンドカードも気になるポイントです。Acer ESS ISAベースのサウンドカード「CT-4V20」が搭載されています。このカードはMS-DOSやWindows 98のゲーミングPCに最適な性能を備えています。
メモリの状態と容量
メモリバンクは完全に埋まっており、EDO RAMとSDRAMの2種類のRAMが使用されています。16メガバイトのSIMモジュールが4つと、32メガバイトのモジュールが1つ搭載されており、合計で96メガバイトのメモリが使用されています。
ハードドライブのタイプと容量
このPCには2つのハードドライブが搭載されており、一つ目はSeagate Medalist ST32532Aという2.5ギガバイトのハードドライブです。そしてもう一つはもしかするとSeagate Medalist 43210Aという4ギガバイトのハードドライブかもしれません。ですが、ハードドライブラベルに書かれた数字の多さに驚くことがあります。ハードドライブの容量が見当たらないこともしばしばです。
電源のテスト
このパソコンの電源をテストしてみましょう。ハードドライブを接続し、マルチメーターで5ボルトと12ボルトのレベルを計測します。Molexコネクタを使用してアクセスしやすいです。5ボルトはきれいな表示が確認できました。
オペレーティングシステムのインストール
さて、このPCにオペレーティングシステムをインストールしましょう。当然ですが、Windows 98を選択します。スタートアップディスクを使用してWindows 98のセットアップを実行し、その後はWindows 98 CDに移行します。
エラーとの対処法
Windows 98のセットアップが完了しようとすると、いくつかのエラーが発生します。これは懸念材料です。初回のWindows 98のインストールは正常に実行されたと思いますが、突然再起動したため問題が発生しました。さらに、ブルースクリーンのエラーも発生しました。PCを使用すると、ロックアップしたり、様々なエラーが発生したり、エラーチェックを試みたりしますが、安定して動作しません。ランダムなタイミングで操作が効かなくなり、キーボードやマウスの入力が受け付けられなくなります。
ゲームのパフォーマンス
メモリのテストでは問題が見つかりませんでしたが、数時間後にSDRAMコンポーネントに問題があることが判明しました。そのコンポーネントを削除した後、64メガバイトでマシンを継続すれば、以来、完璧に動作しています。しかし、Direct3Dゲームでは苦戦しています。Pentium 200メガヘルツのCPUには限界がありますので、その点をご留意ください。一方で、Voodooベースのゲームでは、このマシンのパフォーマンスが際立ちます。
まとめ
もしかしたらこのパソコンはまだ改善の余地があるかもしれません。ソフトウェアの設定やドライバの問題があるかもしれません。今後も調査を進めていきますが、それにもかかわらず、このマシンは多くの思い出をよみがえらせてくれます。
それでは、この懐かしい旅を楽しんでいただければ幸いです。ご視聴ありがとうございました。