AMD RX 480のレビュー - 究極の予算内グラフィックスカード?
【Table of Contents】
- イントロダクション
- AMD RX 480の概要
- RX 480の仕様
3.1 ストリームプロセッサーとコンピュートユニットの数
3.2 ブーストクロック
3.3 4GB版と8GB版の違い
- RX 480の特徴
4.1 HDMI 2.0対応
4.2 ディスプレイポート1.3と1.4サポート
4.3 PCI Expressの問題
4.4 電力消費の比較
4.5 クーラーデザインの欠点
4.6 VRへの対応性
- ベンチマーク結果
5.1 Heavenベンチマーク
5.2 リアルワールドゲームの性能比較
- RX 480の価値と将来性
6.1 コストパフォーマンスの優位性
6.2 ドライバーアップデートの重要性
6.3 クロスファイア構成の可能性
- まとめ
- FAQ
【イントロダクション】
こんにちは、みなさん。wajです。今回は、新しいAMD RX 480のレビューをお届けします。このグラフィックスカードは、クーリング性能に少し難がありますが、現在の価格を考えると非常にお得な選択肢と言えるでしょう。特に、クアッドHDや1080pゲームをする予定がある場合、またVR対応もしているため、このカードにアップグレードする価値があるかどうか、考えてみましょう。
【AMD RX 480の概要】
RX 480は、AMDのPolaris 14nmアーキテクチャをベースにしています。これは、300シリーズで使用されていたFijiアーキテクチャの完全な再設計です。スペックを見てみると、RX 480は390または390Xの少し下、380Xの少し上に位置しています。ストリームプロセッサー数は約2300、コンピュートユニット数は36です。工場出荷時のブーストクロックは最大で1266MHzとなっています。4GB版と8GB版の選択肢もあり、価格の差は40〜50ドル程度です。また、RX 480の最大のハイライトは、HDMI 2.0bのサポートです。これにより、4K解像度のディスプレイを60Hzのリフレッシュレートで使用することができます。このカードは、4Kテレビに接続してホームシアターゲームPCを作る場合に非常に便利です。さらに、DisplayPort 1.3および1.4もサポートされており、ハイダイナミックレンジディスプレイやFreeSyncモニターに接続する際に最適です。
【RX 480の仕様】
【3.1 ストリームプロセッサーとコンピュートユニットの数】
RX 480には約2300のストリームプロセッサーと36のコンピュートユニットが備わっています。これにより、高性能なゲームプレイが可能です。
【3.2 ブーストクロック】
工場出荷時のRX 480のブーストクロックは最大で1266MHzです。これにより、高いパフォーマンスが得られます。
【3.3 4GB版と8GB版の違い】
RX 480には4GB版と8GB版の選択肢があります。価格の差は約40〜50ドルです。8GB版はより高い解像度でのゲームやVRに適しています。
【RX 480の特徴】
【4.1 HDMI 2.0対応】
RX 480はHDMI 2.0bに対応しており、4K解像度のディスプレイを60Hzのリフレッシュレートで使用することが可能です。これにより、ホームシアターゲームPCとしての利用も可能です。
【4.2 ディスプレイポート1.3と1.4サポート】
RX 480にはDisplayPort 1.3および1.4もサポートされており、高い品質のディスプレイやFreeSyncモニターとの接続に最適です。
【4.3 PCI Expressの問題】
RX 480の発売時には、一部のユーザーがPCI Expressの問題に遭遇しました。幸いなことに、AMDは最新の16.7.1ドライバでこの問題を解決しました。ただし、古いマザーボードを使用している場合は問題が生じる可能性があるため、注意が必要です。
【4.4 電力消費の比較】
RX 480は、ASUSのR9 380Xに比べてかなり効率的な電力消費を実現しています。フルゲームロード時の消費電力は約167ワットであり、ASUSのR9 380Xの188ワットよりも低くなっています。
【4.5 クーラーデザインの欠点】
RX 480の唯一の欠点は、クーラーデザインにあります。現在のクーラーは効果的ではなく、GPUのパフォーマンスに見合わないと言えます。将来的には改良されたクーラーも登場することを期待しています。
【4.6 VRへの対応性】
RX 480はVR向けにも対応しています。Steam VRベンチマークによると、このカードは6.8ポイントを獲得し、最低要件のGTX 970よりも性能が高いことがわかります。シングルのRX 480でも十分なVRゲームのプレイが可能です。
【ベンチマーク結果】
【5.1 Heavenベンチマーク】
Heavenベンチマークでは、1080pでのウルトラ設定、アンチエイリアシングなしでのテストを行いました。RX 480の平均FPSは71.4、最低FPSは23.1であり、RX 380Xよりも速く、GTX 970にも迫る性能を発揮しています。
【5.2 リアルワールドゲームの性能比較】
さまざまな人気タイトルのゲームベンチマークを行い、RX 480のパフォーマンスをチェックしました。その結果、RX 480は非常に優れた性能を示しており、価格帯を考えると非常に魅力的な選択肢と言えます。詳細なベンチマーク結果は動画リンクをご参照ください。
【RX 480の価値と将来性】
【6.1 コストパフォーマンスの優位性】
RX 480は非常に優れたコストパフォーマンスを持ち、初期の問題もドライバーアップデートで解決されています。そのため、現在の価格を考えると非常にお得なグラフィックスカードと言えます。
【6.2 ドライバーアップデートの重要性】
AMDは定期的にドライバーアップデートを提供しており、パフォーマンスの向上や安定性の向上が期待できます。長期的なサポートは、購入を検討する上で重要な要素です。
【6.3 クロスファイア構成の可能性】
もし高性能なゲームプレイを目指す場合、2つのRX 480をクロスファイアで構成することも検討に値します。これにより、さらなるパフォーマンスの向上が期待できます。
【まとめ】
今回は、新しいAMD RX 480のレビューをご紹介しました。このグラフィックスカードは、クーリング性能に少し課題がありますが、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。また、将来的にはドライバーアップデートや改良されたクーラーの登場に期待が持てます。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
【FAQ】
Q1. RX 480はどのような用途に最適ですか?
A1. RX 480は、クアッドHDや1080pゲーム、およびVRに最適なグラフィックスカードです。
Q2. RX 480とASUSのR9 380X、GTX 970と比較した場合、どのカードが一番性能が高いですか?
A2. RX 480は、R9 380XやGTX 970よりも高い性能を発揮します。特にコストパフォーマンスの面では、RX 480が優れています。
Q3. RX 480のクーラーに関する問題は解消されていますか?
A3. AMDは問題を認識し、最新のドライバーで修正を行っています。将来的には改良されたクーラーも登場する可能性があります。
【参考資料】