Blender用ホームレンダリングファーム | ファームのベンチマークテスト
[Table of Contents]
- はじめに
- レンダリングファームのハードウェア
- レンダリングファームのスペック
- ダイヤモンドテストシーンの速度比較
- レンダリングファームの利点
- レンダリングファームの欠点
- より効率的なレンダリング方法の提案
- レンダリングファームのベンチマーク結果
- レンダリングファームの完了時間とフレームあたりの平均時間
- まとめ
- よくある質問 (FAQ)
はじめに
この動画では、作成したテストシーンを使用して、レンダリングファーム全体のベンチマークを行います。この記事では、レンダリングファームの概要やハードウェアの推奨事項、ベンチマーク結果について詳しく紹介します。
レンダリングファームのハードウェア
まず、レンダリングファームの構成です。以下が現在稼働しているマシンです。
- ストレージマシン(Dell t3600)
- R11マシン(3080 10GBと238 DTI搭載)
- RTX 3090搭載マシン(10th Generation i5 6コア 12スレッドプロセッサ搭載)
- Asus z97マザーボード搭載マシン(2つの3080 TI搭載)
これらのマシンには、Blenderファイルを格納し、同じファイルでレンダリングが行えるようにするためのストレージマシンが含まれています。また、各マシンには異なるモデルとブランドのGPUが搭載されています。
レンダリングファームのスペック
ここでは、レンダリングファームのスペックについて説明します。以下は、ベンチマークに使用されたマシンのスペックです。
- 4070 / 3090 / 3080 TIのGPUを搭載したマシン
- AMD GPUを搭載したマシン(ベンチマークでは除外)
- レンダリングファーム全体のFP16算術演算速度:約350テラフロップス/秒
このテストでは、100フレームのダイヤモンドテストシーンを使用して、各マシンの性能を比較しました。詳しい結果は後ほど紹介します。
ダイヤモンドテストシーンの速度比較
ダイヤモンドテストシーンの速度比較結果をまとめました。以下は、100フレーム全体のテストの完了時間に基づいて並べたものです。
- RTX 4090:33分
- 3080 TI:約30分
- 3090:1つのGPUで5.75秒/フレームの平均速度
これらの結果から、RTX 4090が最も高速であり、3080 TIも高速なレンダリングが可能であることが分かります。また、RTX 4070も3080 TIと比べてわずかに遅い結果となりました。
レンダリングファームの利点
- 高速なレンダリングが可能
- レンダリング時間を短縮できる
- レンダリング作業を複数のマシンに分散させることができる
レンダリングファームの欠点
- ハードウェアの追加コストがかかる
- ネットワークの設定が必要
- レンダリング結果を統合するための手順が必要
より効率的なレンダリング方法の提案
レンダリングファームをより効率的に活用するための提案です。
- 1つまたは2つのGPUを1つのマザーボードに搭載することをおすすめします。
- 1つのマシンあたり6~8コアのプロセッサを使用すると効果的です。
これにより、ボトルネックや問題の発生を抑えつつ、レンダリングパフォーマンスを最大化することができます。
レンダリングファームのベンチマーク結果
レンダリングファームのベンチマーク結果をまとめました。500秒で100フレームのレンダリングを完了し、平均して1フレームあたり約5.75秒かかりました。
レンダリングファームの完了時間とフレームあたりの平均時間
レンダリングファームのベンチマーク結果に基づいて、完了時間とフレームあたりの平均時間を計算しました。100フレームを575秒で完了し、平均時間は約5.75秒でした。
まとめ
以上がレンダリングファームについての詳細な説明でした。ハードウェアの推奨事項やベンチマーク結果を通じて、レンダリングファームの機能や利点について理解していただけたかと思います。さらなる質問やコメントがありましたら、コメント欄でお知らせください。